ダイエットに運動はつきもの。
縄跳びをしたり、ジムに通ったり…さまざまなやり方で身体を動かしていると思いますが、やはり手軽に行える運動といえばウォーキングとランニングですよね。
しかし、どちらがよりダイエットに効果的なのか、悩んだことはありませんか?
今回はアメリカで行われた研究をもとに、より痩せられる運動はどちらなのか、ご紹介します。
国民ランナー健康研究
カリフォルニア州にあるローレンスバークレー国立研究所は、「健康に良いのはウォーキングかランニングか」という疑問に答えるべく、ある研究を行いました。
その研究とは、15,045人のウォーカーと33,060人のランナーを追跡調査し、健康への影響を見るというもの。
そして調査開始から6年後に結果が出たのですが、その報告は新たな議論を巻き起こしました。
同じ研究なのに…
調査結果は2つのメディアから公表されました。
ところが、同じ研究結果を取りまとめたにも関わらず、それぞれが異なる見出しを用いて記事を作成したのです。
ひとつは、イギリスの大手新聞社『ガーディアン』による記事。
こちらは「ランニングよりもウォーキングのほうが健康的」という見出しをつけました。
一方、アメリカの健康雑誌『Health Magazine』は「体重を減らすにはウォーキングよりもランニング」という記事を書いたのです。
これは一体どういうことなのでしょうか?
早く痩せたいならレッツランニング!
実は、どちらのメディアも正解。
『ガーディアン』が書いたとおり、継続してウォーキングしていた人は高血圧・高コレステロールのリスクが減少しました。
ではランナーたちが不健康だったのかというと、そうではありません。
継続してランニングしていた人も、ウォーカーよりわずかに劣るものの、高血圧・高コレステロールの発症リスクは低かったのです。
しかし、『Health Magazine』に掲載された記事のとおり、早く体重を落としたいならランニングのほうが効果的。
これはウォーキングとランニングの運動強度が違うためです。
歩くときより、走って移動するときのほうが息は上がりやすいですよね?
同じ時間ウォーキングとランニングをしたら、消費するカロリーはランニングのほうが高いと言われています。
このため、ランニングしたほうが早く痩せるというわけですね。
ただ「じゃあダイエット中のウォーキングは意味がないの?」というと、そうではないのでご安心を。
ゆっくりウォーキングしていても、運動時間を長くすれば、ランニングと同じ効果を得られますよ。
まとめ
・ウォーキングもランニングも、継続して行えば高血圧・高コレステロールのリスクを減らすことができる
・ランニングのほうが運動強度は高いため、早く痩せられる
・ウォーキングであっても、運動する時間を長くすればランニングと同じダイエット効果がある
普段から身体を動かす機会が少ない人は、まずウォーキングから始めたほうが膝や足にかかる負担が少ないので、継続して取り組めますよ。
自分に合ったやり方でダイエットを頑張りましょう!
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