たるんだお腹をスッキリさせようと、ダイエットメニューに腹筋運動を組み込んでいる方は多いと思います。
いわゆる「シックスパック」と呼ばれる、引き締まった腹筋は憧れですよね。
ところが、腹筋のやり方によっては、身体に悪影響が出てしまうことをご存知でしたか?
あなたが毎日頑張っている腹筋運動、じつは大切な身体を痛めつけているかもしれません…
ダイエットのために腹筋運動をしている方必見!
腹筋が危険な理由と、対処法についてまとめました。
腰痛が悪化する?
あなたは、いつもどんなふうに腹筋を鍛えていますか?
おそらく足を固定して、上体を持ち上げるように腹筋する方が多いと思われます。
このとき「腹筋しているはずなのに、なぜか腰が痛くなってくる」という方は要注意です。
お腹のあたりを覗き込むように上体を起こすと、腹部の筋肉は縮み、反対に腰まわりの筋肉が伸びる形になります。
このとき、腰部の筋肉がほぐれていないと、腰に大きな負担がかかってしまうのです。
腰の痛みをガマンして腹筋運動を続けていると、痛みが慢性化しヘルニアなどの重大な症状が出てしまうかもしれません。
また、もともと腰痛持ちの方は症状が悪化する危険性も…
腹筋を鍛える前に、まず腰を大きくまわすなどして、腰部のストレッチを行いましょう。
ストレッチすることにより、腰まわりの筋肉がほぐれます。
女性ならではの危険も
「子宮脱」という症状を聞いたことはありますか?
本来、お腹の中におさまっている子宮が外に飛び出てしまう疾患のことです。
聞いただけで恐ろしくなってくる疾患ですね…
この子宮脱、なんと腹筋運動によって起こる可能性があるのです!
子宮脱が起こりやすいのは、出産のとき。
いきんだ際に子宮が外に出てしまうというわけですね。
ジムなどでハードな腹筋運動をしていると、出産時と同じく“いきんでいる”状態になることがあります。
それにより子宮脱が起こる危険性があるのです。
トレーニング中、子宮がおりてくるような不快感があったら、ただちに腹筋運動を中止して、念のため病院で診察を受けましょう。
正しい腹筋とは
身体に負担をかけずに腹筋を鍛えるコツは、“シェイプアップしたい箇所を意識する”こと。
運動の支点を腹部に置くというわけですね。
テレビを見ながらでもできる、オススメの腹筋トレーニング法をご紹介します!
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腹筋を意識して、インナーマッスルを鍛えるイメージで深く呼吸すると効果的です。
まとめ
・腰まわりの筋肉がほぐれていないまま、上体を起こす腹筋運動をするのは危険
・女性はハードな腹筋トレーニングで子宮脱が起こる可能性もある
・腹筋運動の際は、腹部に支点を置く
専属トレーナーがついているならともかく、自己流で腹筋運動をするのは危険ですね。
やみくもにトレーニングするのではなく、正しい知識をつけてから腹筋を鍛えましょう!
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